もうすぐ1年生だもん!

ランドセルは何色にしようかなー。
どんなお友達ができるかなー。
親も子どももワクワクドキドキの小学校入学。
小学校入学を迎える子どもたちの気持ちや、就学前の子どもたちを受け持つ保育所や幼稚園の先生の想い・・・。
就学前の子どもたちにとって大事なことを毎月連載していきます。

第1回目小1プロブレムってなに?

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『小1プロブレム』という言葉、一度は耳にしたことがあると思います。

『小1プロブレム』とは、小学校に入学したばかりの子どもが授業中にじっと座っていられなかったり、集団行動ができない、先生の話を聞けないなどの症状が数ヶ月続くこと。
つまり、授業がスムーズに進まなくなったりするので、いわゆる学級崩壊に近い状態のことを言います。

では、どうしてこういう状態になってしまうのでしょうか。

原因はなに?

これが原因です!と言えるような、はっきりとしたことはわかっていませんが、いくつか考えられる原因があるようです。

保育所や幼稚園と小学校との生活スタイルのギャップ

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保育所や幼稚園といった『遊び』を中心とした集団生活から、『勉強』を中心とした集団生活への変化に子どもが対応しきれないことが原因の一つとも言われています。

保育所や幼稚園では、遊びの中でいろいろなことを学んでいきますが、小学校では、一定時間は座ったまま=自由に活動する時間(遊び)が少なくなります。
そこで、ずっと座っていることができなかったり、集中できる時間が短かかったり、遊んでいい時間と遊んではダメな時間の区別ができず、すぐに「遊びの時間」にしてしまうとも考えられています。

親のしつけ? 先生がしっかりしていないから?

「子どもの意思を尊重して」と子どもの自由にさせている保護者の方もいます。
それが小1プロブレムの原因の一つになっているかもしれません。
子供の意思を尊重することは、とてもいいことですが、自由にできる時と、できない時があること、そして、自分の思い通りになる時とならない時があることも一緒に教えていくといいかもしれません。

また、小学校の先生がしっかりしていないからという声もきくことがあります。
小学校1年生の担任を受け持つ先生は、全国的にみてもベテランの先生が受け持つことが多く、ベテラン先生のクラスでも、この問題が出ていることを考えると、「先生が」「保護者が」といったどちらかに原因があるというわけではないと考えられています。

じゃあどうすればいいの?

就学前の子どもを受け持つ保育所や幼稚園では、「小学校に行ったら」の練習を少しずつしています。
例えば、お昼寝がある保育所では、お昼寝の時間を利用して、模擬授業のように机に座って文字を書いたり製作をしたり、本を読んだりと「この時間は座っておく時間・集中する時間」という練習をしています。
幼稚園でも、「机に座って」の時間を長くとったり、トイレに行く時間を決めたりと、それぞれの園で小学校に入って困らないように予行演習をしてくれています。

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ご家庭でも、次の日の予定や、その日あったことを「子ども」に伝えさせたり、自分のことは自分でさせてみたり、また、時間を意識して過ごさせてみるなど、少しずつ小学校での生活を意識してみるといいかもしれないですね。

これといった原因がわからないので、不安が大きくなるかもしれませんが、とにもかくにも、園任せでもなく、お母さんだけ頑張るのでもなく、就学前で子どものことで気になることがあったら先生に相談したりと、保育所や幼稚園の先生と一緒に、子どもが楽しい小学校生活を送れるように、協力し合うことが一番大切かもしれませんね。