もうすぐ1年生だもん!

ランドセルは何色にしようかなー。
どんなお友達ができるかなー。
親も子どももワクワクドキドキの小学校入学。
小学校入学を迎える子どもたちの気持ちや、就学前の子どもたちを受け持つ保育所や幼稚園の先生の想い・・・。
就学前の子どもたちにとって大事なことを毎月連載していきます。

第6回目憧れだった年長さんになったよ!!

進級おめでとうございます。
保育施設で一番大きなお兄ちゃん・お姉ちゃんになった子ども達。
「あんなことができるんだ」と期待でいっぱいです。そんな子ども達のやる気を就学前までの1年間でどう育み、自信をつけさせていったらいいのかを現役保育士の先生にお聞きしました。

憧れていた年長さん

Q:年少さん・年中さんから見た年長さんってどんな存在なんですか?

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A:遊びにおいても、保育施設での行事などにおいても中心となり引っ張ってくれる年長さんに憧れを抱いている子は多いと思います。
他のクラスの子どもたちは年長さんがすることをよく見ていて、年長さんの遊びをマネして遊んでいる子もたくさんいますね。

Q:憧れの年長さんになった子ども達。「年中さんの時とは違うなぁ」と思う場面はありますか?

A:自分が今まで見ていた年長クラスになったということで、「年長さんになったらこんなことができる」などの期待いっぱいで、保育士のお手伝いを進んでしてくれたり、新しく入ってきたお友達のお世話をしてくれたりとがんばる姿が見られますね。

できるできないよりも、その過程を大切に

Q:子どもの「がんばりたい」「年長さんだからがんばる」という気持ちが大きくなっているんですね。
「がんばりたいのに出来ない」時や、「できるのに!」と気持ちだけが大きくなって失敗したりということもあると思うんですが、そんな時、子ども達はやる気が大きくなった分、イライラしたり落ち込んだりすることも多いですか?

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A:イライラするというよりも、そのことに自信が持てなかったり何回もチャレンジするのを嫌がったりすることがありますね。 また、子どものなかには「失敗したらどうしよう」「はずかしい」という不安を感じていることもあると思います。
保育士としては、「年長さんだから〇〇ができる」ということよりも、その過程を大切にしたいと思っています。できるまでやり続けて、できるようになった時の喜びや、また不安な気持ちが保育士や友達と関わっていくことで「できる・できない」よりも「やってみたい」「どうやったらできるかな?」という不安な気持ちを保育士や友達と一緒に考えたり、お友達同士ではげましあったりして意欲をもってがんばれることができるようになればいいなと思います。

就学時のことを考えると子どもに少し厳しくなってしまうんです・・・。

Q:1年後には小学生になると思うと「自分のことは自分で」と子どもに少し厳しくなってしまうんですが、あまり言いすぎるとやる気をなくしそうだし、かといって今のままだと何もできないまま小学校入学を迎えそうだし・・。

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A:保護者の方の気持ちもよくわかります。
ただ、小学校になるまでにはまだまだ時間があるので、やる気があって「がんばろう!」という今の子ども達の気持ちを大切にしたいなとも思います。
そのためにも、周りの大人が子どもの思いや気持ちを受け止め、認めてあげることで、自分に自信をもって行動していけるようにしてあげることが今の時期には大切かなと思います。

回答してくれた方のご紹介

ひろ先生

徳島県在住。保育士歴18年
徳島市内の保育所で年長さんの担任を何度も経験したことがある現役保育士
保育のモットーは「子どもたちと毎日笑顔で過ごすこと」

最後に…

「あんなことやこんなことも出来るようになるんだー!」「先生のお手伝いもしてすごいなー」そんな憧れの気持ちで年長さんをみていたんですね。
そんな憧れの年長さんになった子ども達のやる気を伸ばしていってあげることが大事だということ。そして、年長さんになってすぐなので、読み書きや鉄棒やお手伝いなどなど、今は上手にできなくて失敗することもたくさんあると思いますが、他のお友達と比べるのではなく、また、失敗しても笑顔で受け止めてあげること、そうやって子ども達の「やってみたい!」「がんばりたい!」気持ちを大切に育んでいきたいですね