保育所に通っています。
散歩や園庭で思いっきり遊んでいるので、日焼け止めを塗っておこうと思うのですが、子ども用は効果が薄いような感じがするので、大人用を塗っても大丈夫ですか?
その質問にお答えします。
日焼け止めについてですが、日焼け止めには紫外線散乱剤と紫外線吸収剤という2種類の成分が使われています。
紫外線散乱剤は「白い粒子」がお肌の上に乗って、その粒子が紫外線を散乱させて日焼け防止効果を出します。紫外線吸収剤は化学合成された成分になり、紫外線を自分の中に取り込んで化学反応を起こさせ、肌に感じない程度の熱を放出して紫外線による皮膚への影響を減らすものになります。
紫外線吸収剤の方が、白残りせずさらさらして使い心地も良いので好まれる傾向がありますが、化学反応の熱や、化学反応自体、そして化学反応で変化してしまった物質が肌に刺激になる場合があります。
お子様のお肌は大人に比べ敏感ですので、できれば紫外線吸収剤の入っていないものを使用された方が良いでしょう。
大人用を使ったらいけないというよりは、紫外線吸収剤の含んだものはお勧めできないという感じです。
大人でも子供でも、お肌に合う合わないは個人差がありますので、まずは部分的に使用してみて、お肌に合うものを探しておくことが大切です。